ファイアフォックスは太陽と昼を司る力。ヴァンパイアは月と夜を司る力。
つまり、今、私の中には互いに相反する力が宿っていることになる。
ベースがファイアフォックスであることがはっきりしているから、
力がお互いを食い合うようなことにはならないのだろうけど、それでもやはり不思議な感覚だ。
昼には私の中の従属種ヴァンパイアが、やがて来る夜を求め、
夜には私の中のファイアフォックスが、昇る朝日を求める。
そう、つまりは――私の本能が常に、次の時間を、明日を求めている。ということだ。
ならば、この感覚は、今の私の中に常にくすぶるこの衝動は、
とても素晴らしいことなのかもしれない。
寝しなにそんなことを考えた為、筆を執った次第。
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