編入してからは、結社に入ったりはしたものの、基本的にはGTに潜り続けていた。
でも、それでは学園に入る前と同じことだ。
ということで、依頼を受けた。「モーラット! モーラット!」だ。
私はこのモーラットという妖獣を見たことがなかったのだが、学園放送に写った、
この長い毛に覆われたつぶらな瞳の生き物がすっかり気に入ってしまった。
すごく、愛らしい。あの毛の中に手を入れたら、手はすっぽりおさまるのだろうか。
どんな手触りなのだろうか。と、いろいろ気持ちがぐるぐるしてしまい、依頼を受けてしまったのだ。
まあ、こんな始まりもいいのではないかと思う。
この依頼の結果に関しては、また少ししてから書くつもりだ。
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